「頭のいい人は必ず話す前にちゃんと考えている」
・ちゃんと「考えている」人と「考えていない」人の差は、思考の量ではなく質である。
・「頭がいい」いいとは一概に学歴、IQの高さなどではなく、「他人」が決めるものである。
・この本を読むことで誰でも頭が良くなる。
⇨そのためには7つの黄金法則と5つの思考法を実践する
●7つの思考法
①とにかく「反応するな」
②頭の良さは「他人」が決める
③人はちゃんと考えて「くれてる」人を信頼する
④人と闘うな、「課題」と闘え
⑤伝わらないのは、話し方ではなく「考え」が足りないせい
⑥知識は「だれか」のために使って初めて知性となる
⑦承認欲求を「満たす」側に回れ
○5つの思考法
①「客観視」の思考法
②「整理」の思考法
③「傾聴」の思考法
④「質問」の思考法
⑤「言語化」の思考法
所感:今まで生きていた中で、家族、友達、学校の先生、会社の人と「話す」ということを当たり前のようにして生きてきた。それはいたって当たり前のことだが、28歳になった今更ながら自分がいかに話す前に「考えて」いないかということを痛感している。それを特に感じるのは、相手からの質問に対して回答した際に「そうではなくて」と直接的に言われなくても、1ラリー増えてしまう時だ。そういったことが増えてきたこときにふとこの本をAmazonで見かけ、読むきっかけとなった。
この本では、著者のコンサル時代の実体験をもとに「話す」前に考えるということの重要性を分かりやすく説いている。読み返すことのないように文章を羅列するのではなく、
「7つの黄金法則」⇨「5つの思考法」⇨「話すたびに頭のよくなるシート」を埋める⇨見返すという作業を繰り替えすだけで「頭が良くなる」という手軽さも魅力的だ。
中でも一番印象に残っているフレーズは「頭のいい人は”賢いふり”ではなく”知らないふり”をする」というフレーズである。自分はよく、知識を「披露したい」、「自分さえ気持ち良くなれればいい」という一心で相手に話をしてしまうことがある。それは結局「自分のため」でしかなく、「頭がいい」人の話し方とは遠くかけ離れていると強く感じるようになった。自分の知識は相手のために使って初めて”知性”となる、ということを意識して話すようにしていきたい。営業ではこのマインドを十分に生かしていきたい。